子どものロコモとは?成長期に増えている理由
「ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)」とは、運動器(筋肉・関節・骨など)の機能が低下し、将来的に介護が必要になるリスクが高い状態を指します。
本来は高齢者に多いイメージのあるロコモですが、近年では小学生や中学生にも発症する「子どものロコモ」が問題視されています。
背景には、スマートフォンやタブレットの普及、屋外遊びの減少、塾通いによる長時間の座位姿勢など、現代の生活環境が大きく影響しています。
特に成長期の子どもにとって、筋肉や骨の発達が著しい時期に運動不足が続くと、筋力やバランス能力の低下だけでなく、姿勢の乱れや慢性的な腰痛・膝痛へとつながることもあります。

子どものロコモが増えている5つの主な原因
子どものロコモが増えている背景には、いくつかの共通する生活要因があります。
① 運動量の減少
学校の授業以外で体を動かす時間が減り、遊びの中心が屋外から室内に移行しています。
筋肉・関節・骨に十分な刺激が入らないことで、運動器が発達しにくくなります。
② 姿勢の乱れ
長時間のスマホ操作やゲーム、勉強によって猫背姿勢が定着。
背中・腹筋の筋力低下が起こり、体幹が不安定になることでロコモを招くリスクが高まります。
③ 成長期特有のアンバランス
身長が急激に伸びる時期には、骨の成長スピードに筋肉が追いつかず、一時的に動きのバランスが崩れやすくなります。
これにより転倒や関節への負担が増加します。
④ 体幹の弱さ
体幹(インナーマッスル)は姿勢を支える大切な筋肉群です。
これが弱くなると、バランスが取りにくくなり、ケガや腰痛を起こしやすくなります。
⑤ 運動に苦手意識を持つ
小学校低学年で体を動かす機会が減ると、「運動=苦手」という意識が形成されやすくなり、成長期以降も運動離れが続いてしまいます。

放っておくとどうなる?子どものロコモのリスク
子どものロコモを放置すると、将来的に成人後の運動器疾患や生活習慣病のリスクが高まることがわかっています。
運動器が未発達のまま成長すると、次のようなトラブルが起きやすくなります。
- 姿勢の悪化(猫背・反り腰)
- 膝や腰の慢性的な痛み
- 転倒やケガをしやすい
- 疲れやすく集中力が続かない
- スポーツ中のパフォーマンス低下
これらは単なる「運動不足」ではなく、「筋力・柔軟性・神経の発達バランスの崩れ」によるものです。
早期の対処が何より大切です。
家庭でできるロコモ予防・セルフケア
子どものロコモ予防には、日常生活の中で「遊び感覚で運動を取り入れる」ことがポイントです。
- 公園での鬼ごっこ・ボール遊び
- バランスボールに座る
- 片足立ちやスクワットを親子で楽しむ
- テレビを見ながらストレッチ
特に体幹を使う遊び(ブランコ、鉄棒、なわとび)はロコモ予防に効果的です。
ただし、すでに筋力や姿勢バランスに偏りがある場合は、専門家の指導を受けることが望ましいでしょう。
接骨院でできる専門的なサポート
接骨院では、国家資格を持つ柔道整復師が子どもの姿勢・筋力バランスをチェックし、成長段階に合わせた運動指導を行います。
その中でも注目されているのが、血流制限トレーニングです。
このトレーニングは軽い負荷でも筋肉を効率的に刺激でき、短時間で筋肥大と体幹強化を促すことができます。
子どもにも安全に行えるよう調整が可能で、遊び感覚で取り組めるため、無理なく継続できるのが特徴です。

まとめ|成長期にこそ運動器ケアを
子どものロコモは、早期に気づき、正しいケアを始めれば十分に改善・予防が可能です。
大切なのは、「痛みが出てからではなく、動けるうちに体を整えること」。
もしお子さまの姿勢や動きに違和感がある場合は、一度ご相談ください。
当院では血流制限トレーニングをはじめ、成長期に合わせた安全で効果的なサポートを行っています。


